6月5日は「せかいかんきょうデー」 わたしたちに できることを 考えよう!
「いいね、いいね、そうしよう!」
「うふふ、楽しみね!」
ウィザーとマリアンヌが 道ばたで、なにやら楽しそうに 話をしています。するとそこへ、エネビーンズたちが 通りかかりました。
「なにを話しているんですか?」
「あら、エネビーンズ。わたしたち、『せかいかんきょうデー』について 話し合っていたのよ。『せかいかんきょうデー』は、ちきゅうのかんきょうについて 考える日。ちきゅうおんだんかや フードロスなど さまざまなもんだいに目をむけて、みんなで かいけつのほうほうを考え、こうどうする日なの」
マリアンヌは にっこりわらって、そう答えました。
「それで、6月5日が『せかいかんきょうデー』なんだけど……」つづけて、ウィザーが話し出します。
「せっかくだから6月を、『かんきょうマンス』にしたら どうかなあって 話してたんだ。1か月を まるまるつかって、みんなで かんきょうについての とりくみを いろいろとやってみない!?」
ウィザーのていあんを きいて、目をキラキラと かがやかせる エネビーンズたち。
「すっごくいいですね! わたしたちにも できることは ありますか?」とノリノリです。
「ありがとう! それじゃあ6月5日に みんなを広場にあつめて、このことを つたえよう!」
ウィザーがそう言うと、エネビーンズたちは、「おー!」と こぶしをつき上げて 元気よくとび上がりました。
そしてむかえた、6月5日。なかまたちが、ぞくぞくと 広場に あつまってきました。
広場の入口には、「みらいたうんかんきょうフェスタ」と書かれた おうだんまくが。なかは、ウィザー、マリアンヌ、エネビーンズたちの手によって、はなやかに かざりつけられています。
「会場のかざりつけには、かんきょうのことを考えた そざいを つかっているんだよ」、そう むねをはるウィザー。
「あっちのほうでは『廃油(はいゆ)』をつかった キャンドルづくりが できるわよ。バナナペーパーで作られた お手紙セットも はんばいしているから、ぜひ見てみてね」、こう言ってほほえむマリアンヌ。
みんな、「わー、楽しそう!」「ぼくもやってみたい」とはしゃいでいます。
そうこうしているうちに、あっという間に夕方に……。
かんきょうフェスタを楽しんで まんぞくげな なかまたちに、ウィザーが話しかけました。
「さいごに、ちょっとお話をしてもいいかな? せかいじゅうで おきている かんきょうもんだいって、遠い話にかんじるよね。でも、それを『知る』『自分のことのように考える』だけで、もんだいに むき合っていることに なるんだ。まずは いろんなもんだいを『知る』ところから はじめよう!」
すると すかさずエネビーンズが、「では、わたしたちが できることを 考えてみましょう!」と、みんなに むかって 問いかけます。
「こまめに電気をけす!」
「食べものをムダにしない!」
「プラスチックごみをへらす!」
つぎつぎと 声を上げるなかまたち。
「そうそう、そんなふうに みぢかなことから考えて、こうどうに うつせるようになると いいわよね」
マリアンヌがそう言うと、ウィザーも うんうんと強くうなずきます。
「さあ、6月は、みんなで『ちきゅうかんきょうについて考える1か月』にしていこうねっ!」
みらいたうんの「かんきょうマンス」。すてきな1か月が、ここから、はじまります!
あなたもぜひ、「自分ができること」を 考えてみてね。